2017/05/15

季節はどんどん進みます。

季節は夏に向かっていますが、まだまだ夜はストーブを焚きたくなることもあります。今年の春は暖かかったり、涼しかったりの変化の多い日々です。今朝、カッコウの初鳴きを聞きました。以前の記録を見ると、やはり5月13日から15日頃にかけて毎年カッコウがやってきているのでした。そうするともうすぐホトトギスも来るでしょうし、赤ショービンの鳴く声も今月中には聞こえるでしょう。季節の進みは人間に感覚よりずっと早いのです。 しばらくブログを書かなかったので、だいぶ前のことになりますが、ブナの芽吹きがゆっくりと始まり、本格的な春がやってきました。
雪が融けるしりから,蕗の薹が顔を出します。私は出たばかりの蕗の薹がまだ黄色いうちに摘んできて、蕗の薹の佃煮や、くるみ味噌和えを作ります。塩と少しの重曹を入れたお湯で茹でて、しばらく水に浸けて灰汁を抜き、絞って刻んで,コトコト煮るのが佃煮で、胡桃を茹でて竹串で皮を剝き、摺ってからみりん、砂糖、味噌を入れて良くすり混ぜ、茹でて刻んだ蕗の薹を和えます。ほろ苦い味の佃煮、コクのある胡桃味噌和え、どちらも独特の春の味です。
毎年何という「カエデ」だろうかと不思議に思っていたのが、どうやら『赤イタヤカエデ」だということがわかりました。樹木の図鑑で見つからなかったのですが、インターネットで調べたらやっと分かりました。芽吹きの色が赤くてとても綺麗な『カエデ』なのです。10日もするとだんだん葉の色が緑色に変わっていきます。劇的にではなく、ゆっくりとです。夫が実物を木の下まで行って拾ってきてくれました。
これは「匂いコブシ」とも言う『タムシバ』です。家の周りのあちこちに、陽当たりの良いところから順番に咲きます。近づいて香りを嗅ぐとほんのり芳香がします。上品な香りです。