2017/12/31

大晦日です。2017年も今日で終わり。寂しいなあ!

クリスマスの前に焼いたシュトレン、焼いてすぐには食べられないので、暮れになって、毎日おやつにいただいています。自分で作ったシュトレンをいただけるのは本当に幸せです。ちょっと焼きすぎて固めに仕上がったけど、何とも美味しい。中に入っているレーズンはラム酒に漬けてふっくらと膨れていますし、オレンジピールは春に夏みかんの皮で作って冷凍してあるので、それを刻んでやはりラム酒に浸けておいたのです。今年も良くお菓子を作ったなあ。特にヤブルコビ・コラーチは何回も何回も焼いた。公民会の主催で、講習会をしたのは10月15日でした。その前に会場のおもいで館のキッチンのオーブンで上手く焼けるか心配で、リハーサルもしました。本番の1週間ほどまえに何とお古だけど立派なガスオーブンが3台もやってきて、私と公民館のOさんは飛び上がるほどびっくりしました。隣町の長井のパン屋さんが下さったのだそうです。まるで講習会をする私のために天から降ってきたと思ったほどです。
12月に23日に香港から元塾生のセシルさんと奥さまのキャリーさんが我が家にやってきました。一度冬の山形を訪れてみたかったそうです。雪を見るのも楽しみだったようです。蔵王のロープウエーに乗ることと山寺を訪問することも予定に入っていました。両方とも寒さが厳しいところですが、山形らしくて、行く価値があると私たちも賛成しました。全部で三泊するうちの最初の一泊目は我が家に泊まることになり、後の二日は米沢の郊外の小野川温泉に泊まることになりました。 23日にちょうど次男のTとKさんも山形に好きなバンドのライブがあるので急に来ると決まり、にわかに4人泊まることになりました。二階の部屋に二人ずつ、セシルさんとキャリーさんには寒くないようにとくべつ布団を重ねました、 夕飯はポトフ(塩豚、キャベツ、玉ねぎ、人参、ジャガイモ、大根)、鰺のフライ・白菜の千切り添え、冬至かぼちゃ、サラダはビーツと玉ねぎ、ご飯、デザートはりんごのケーキ(お客様二人だけ)でした。料理を全然しないキャリーさんは何でも美味しいと大喜びでした。夫さんはセシルさんたちを迎えによる7時に駅まで行って、帰ってきて一口ご飯を食べたらまたTたちを迎えに駅へ飛んでいきました。お疲れさまでした。 24日まで穏やかで雪も降らない日が4日間続いていましたが、24日の夜中から天気は一転して、雪と猛烈な風の吹き荒れるひどい天気になりました。セシルさんたちはどこへも行かず、宿に留まることになってしまいました。香港の有名な万能薬「Tiger Balm」数種類、(白い軟膏、赤い軟膏、関節の痛みに効くクリーム、筋肉痛に効くクリーム、昔からあるらしい経皮鎮痛軟膏・和興白花油)の他、いろいろなおみやげを沢山いただきました。お茶、クッキー二種類、レモン果肉と皮の砂糖菓子、ハーブキャンディーなどでした。 お客さまたちが帰った次の日、郵便局から帰ってきたら、家の電気の約半分が点かないのです。おかしいと思って、電気工事屋さんに電話すると、それは東北電力の管轄だと言われました。すぐに電話しましたら、何と強風のため腺が切れているらしく、1時間もすると飛んで来てくれました。 引き込み線3本のうち、1本が完全に切れ、もう1本も中でヒューズが切れそうになっていたのです。15年ぐらいで電線も破損するとのことでした。故障がこの日で本当に幸運でした。工事に来た人は時折雪の舞う中、電柱に上って、命綱を付け替えしながらどんどん上まで登り、腰にぶら下げた工具入れからいろいろな工具を出して、手袋を作業に合わせて取り換えたりして、切った電線なども捨てないようにポケットに片付けながら、実に手際良く修繕してくれました。本当にありがたいことですね。

2017/12/17

早すぎる厳しい冬の到来

長くこのブログをお休みしていました。読者の中には、ととこさん、病気になっているのではないかと心配してくださった方もいたかも知れません。大丈夫! 私超元気と言うほどのことはなくても腸元気(腸内フローラはとても調子がよい状態です)です。こんなに長く書かなかったのはこれといった理由はないのですが、あまりにも季節の進み方が乱れていて、秋だか冬だか分からなくなっていました。やっと12月の10日を過ぎて、本物の冬に突入し、これはもう後戻りはないと観念しました。 今朝は朝起きたら、静かに雪が降り積もり、20センチぐらい積もっていて、辺りの木々や電線にはもっこりと重そうな雪が乗っかっています。今日は一日降り続くそうなので、たちまち雪に埋もれてしまいます。これがあと3ヶ月も続くと思うと気が重いですね。
11月に直売所で見つけた「またたびの果実」です。「さるなし」とも言います。小さいのに、これを沢山採り集めて袋詰めしてくれる農家の人に敬服します。皮を剝くのも手間がかかって大変でしたが、美味しくいただきました。キウィフルーツの原型なのでしょう。昔旅人はこれを見付けて食べて、また旅を続ける元気が出たそうな。
これは冬の初めに気に入って何回も食べた料理です。いわゆる『野沢菜の一種』で、山形では青菜(せいさい)と読んでいますが、冬中食べる漬け物にする習慣があります。信州の野沢菜漬けよりもっと柔らかいような気がします。私が直売所で買ったのは『寒風菜』と書かれていました。本当に新鮮で、茎は太くても柔らかいのです。漬け物にすると塩分の摂りすぎになるので、もっぱら私が好んで食べたのは『サラダ』のようなイタリア風の食べ方です。さっとお湯にくぐらせるだけの茹で方で、太いところは縦に切って、全体を適当な長さに切り、塩をパラパラと降り、オリーブオイルを回しかけるだけです。これがたまらなく美味しく、一束両手に抱えるほどの多さで250円を、1週間かけて毎日パリパリ。ザクザクと朝に晩に飽きもせず食べました。今はもう売ってないのです。 11月の30日は孫のKくんの誕生日でした。15歳になりました。中学3年生で、もうすぐ高校受験です。お誕生日祝いのケーキは紅玉の酸っぱさがたまらなく美味しいスロヴァキア風の『ヤブルコビ・コラーチ』を贈りました。 またその2週間後はSくんの誕生日でしたので、今度はアーモンド粉の入ったオレンジピールとチョコチップ入りのケーキを贈りました。
旭川の弟・信さんとその妻都さんの3番目の孫のSちゃんが1歳になりました。パパのSさんとおよめさんのRさんが東京から誕生日に会わせて旭川に帰り、両家の両親そろってSちゃんのお誕生日をお祝いしました。写真を送ってもらったのでお見せします。一歳になったので背中に一生餅を背負わせたそうです。リュックサックを嬉しそうに背負ったまではご機嫌でしたが、あまりの重さにすぐに泣き出したそうです。おめでたいことでした。

2017/10/26

秋が深まりつつあります。

今年の秋は駆け足でやってきました。雨が多くて、秋晴れが少ないような気がしています。夏の終わりにかぼちゃの弦を始末した時に、長細いスクナかぼちゃの他に、ラグビーボール型のかぼちゃもひとつ収穫しました。これは去年とても美味しかったかぼちゃの種をとっておいて蒔いたものです。味はまだみていません。食べるのが楽しみです。
紅葉がだんだんきれいになってきました。野菊が家の前の道端に咲いています。ツルリンドウも赤い実をつけています。花の時には見逃すほど小さい花です。
ストーブを焚き始めてから、慌てて、去年はサボった『煙突掃除』をしました。大きなビン掃除みたいな形の大きなブラシを煙突の中に入れて、ワイヤーを5本継ぎ足して一番上まで行って突き当たったら、今度は下げていきます。今年の煤(すす)は後で重さを量ったら1100グラムありました。やはり2年分の重さですね。
春にアケビの花が沢山咲いていた場所を何カ所か見付けました。10月のある日行ってみると葉っぱの蔭にあけびが生っていました。アケビを見付けたのは初めてだったので、嬉しくてワクワクしました。また2.3日後に行ってみるとまた別のアケビが生っていました。
きれいな紫色のはなかったけれど、茶色、薄緑、白と大きい物から小さいのまでいろいろでした。アケビの肉味噌詰めをしましたが、油で揚げる時に撥ねたので、次にはちょっと発想の転換をして、アケビを楯にボート型に切って、そこに肉とこんにゃく、茗荷、舞茸の味噌炒めをのせてみたら、正解でした。来年からこれで行こうっと。アケビの皮はほろ苦くてちょっと乙な味です。
小国町の友達からフリーマーケットのお知らせが来ました。10月1日は快晴の天気でした。場所は小玉川の『マタギの館』という素敵なログハウスです。山形藝術工科大を卒業して小国町に住んでいる若いまりさんが主催してくれました。私も古い食器や台所用具、男物の着物などを持ってでかけました。
帰り道の道沿いに面白いかかしが立っていました。多分サル除けでしょう。鉄砲を構えています。女性のハンターもいました。はっとする程良くできていた『かかし』でした。
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10月15日に玉庭の公民館・交流センター『四方山館』でお菓子の講習会をしました。スロヴァキアのりんごケーキ『ヤブコビ・コラーチェ』を皆さんに教えました。その日集まったのは10人の生徒さんと、係のOさんでした。9時から始まって、3班に分かれて和気あいあいと作業が進み、11時半には上手に焼けたりんごケーキを試食した後、おみやげ用のも焼き上がって、それぞれお持ち帰りになりました。地球ラジオで聴いてから美味しいので何回も作った『ヤブコビ・コラーチェ』を少しでも広めることが出来たら、嬉しい限りです。一番感動したのはこの講習会の直前に、会場として使わせてもらった『おもいで館」の調理室に隣町のパン屋さんから中古のガスオーブンが3台もやってきて、館長さんが大急ぎでガス管を繋ぐ工事をして下さったことです。お陰さまで電気のオーブンを使うことなく、一遍に3個のケーキが焼けました。本当に幸運なことでした。
10月22日は隣の南陽市の芸術祭の芸能フェスティバルにギターアンサンブル・センプレが出演しました。日本一の木造の文化会館としてギネスブックにも登録されている立派なホールです。もうここは2度目なので5人のメンバーは落ち着いて弾くことが出来ました。曲目はビゼーの『アルルの女からメヌエット』と、『三つの日本古謡・通りゃんせ・さくらさくら・山寺の和尚さん』でした。お疲れさまでした。大きな拍手を贈ります。
今年も庄内町のSさんから庄内柿がたくさん送られてきました。傷有りの柿とは言っても干し柿には充分です。台風が過ぎてやっと晴れた10月25日に,吊しました。私が皮を剝き、夫さんがたこ糸と爪楊枝を使って、枝のない柿を上手に吊してくれました。

2017/09/20

夏は足早に去り、秋が来ました。

ことしの夏は雨ばかり降っていて、気が付いたら、秋風が吹き始めていました。寝苦しい夜も少なかった気がします。むしろ窓を開けて寝ると涼しい風が入ってきてどこか痛くなったり、具合が悪くなるので、しっかりと窓を閉めて寝ていました。もうこの頃は薄い羽毛布団かウールの毛布を被って寝ています。
これはだいぶ前のことですが、川崎市から来て合宿をしていた芸術村『あすなろ』の子どもたちの7月30日の青空演奏会の模様です。ラヴェルのボレロを立派に演奏してくれました。今年はフランスからコシュレル・空くんと、茜ちゃん、葵ちゃんの兄妹も来ていて、楽しく日本の夏を過ごしたことと思いました。 8月の10日から21日は東京から小学校の図工の先生のMさんが,玉庭ギター製作塾に来ました。彼はアコースティックギターのキットを購入しているのですが、一人で工具もないのに作る自信がないので、やってきたのです。夫はアコースティックギターは初めてですが、クラシックギターとそれほど大きな違いもないだろうと引き受けて、ちょっとは苦労もあったかも知れませんが、途中の工程が省かれているので、もくろんだ通りに10日間で完成しました。なかなか良い出来に仕上がり、Mさんは大喜びでした。Mさんは私の料理をことのほか気に入ってくれて、特に朝ご飯の『真っ赤で透明のマルメロのゼリージャム』と夜ご飯のうちの畑で採れた『赤紫のビーツのサラダ』がお気に入りでした。最後に出来上がったギターで自作の『ハンドメイド』と題した歌を弾きながら歌ったくれたのですが、その歌にも「宝石のようなマルメロのジャム」と「ビーツのサラダ」が出てきました。
これがそのビーツです。
こちらは畑で採れた『スクナかぼちゃ』です。とても大きいのが4本採れました。1キロから2,5キロのまでさまざまです。味も今までで一番おいしかったです。油かすと発酵鶏糞の肥料が良く効いたものと思われます。やっぱり肥料は大事なんだなあ。
お盆休みの終わりに仙台から長男夫婦と三男のSちゃんが遊びに来ました。数年ぶりの訪問でしたから私たちにはとても嬉しい出来事でした。ただ、長女のyちゃんは学校へ行く日になり、長男のKちゃんは夏休みの宿題がたくさんあって、終わらせなくては気が済まないので勉強を選んで、来ませんでした。Sちゃんは一人で、パパを独占してドイツのゲームをしたり、外で薪割りをしたり、おまけにチェンソーまでじーじに頼んで少しだけやらせてもらって、大満足でした。Sちゃんは背が伸びる成長期になっていて、もうママを追い越してしまいました。 ママのSさんは全然歳を取らなくて、小顔で、数年前と変わらず綺麗でした。
この夏の終わりに、夫さんは冬に備えて、除雪機の点検整備を業者に出さずに自分でやりました。まったく大した人です。約2万円から3万円の節約になりました。部品を取り寄せて交換し、最後にオイルも購入して交換しました。そのあとでふるいオイルを布に染ませて燃やすことにしました。意外なことに明るいうちから始めた焚き火は,なかなか燃え尽きることなく、辺りははうす暗くなり始めてもまだ燃えていて、夫さんは火のそばについて番をしなければなりませんでした。やっと消えたのは数時間経った頃でした。その写真を次に載せます。

2017/08/10

夏野菜採れ採れの日々は続く

これはまだ序の口の夏野菜です。今はきゅーりや大玉トマトも採れて、特にきゅーりは食べきれないほどです。
ある日、アゲハチョウの幼虫が当帰の花についていました。当帰はセリ科なので、独特の香があり、揚羽蝶が好むのです。他にも山椒の木もあり、フェンネルにも付いたことがあったのですが、今回は当帰がお好みのようです。元気な幼虫を4匹は見付けました。不思議なことに蛹になる頃はどこかに隠れてしまいます。そうして数日後、ピカピカのアゲハ蝶がすごい勢いで飛び回っていました。キアゲハなのでしょうか?本当は飛んでいるところを撮りたかったのですが、じっとしてくれないので、撮れませんでした。やっと疲れて地面に下りてひと休みしているところをカメラに納めました。