2016/02/25

穏やかな今年の冬の日々



醤肉(じゃんるー)は寒風が吹く冬にしか作れない物なので、忘れずに作っておかなくては。十数年前にたまたまTVでみた陳建一さんのお薦め料理です。豚バラ肉のかたまりを、5つの香辛料(生姜、葱、八角、鷹の爪、山椒の実、ないときは粒胡椒)を入れたたっぷりめの醤油に漬け込み4日間。私はファスナー付き袋を使い、冷蔵庫内で毎日ひっくり返します。それを取り出し寒風の吹くところに吊して、4日間干します。(最初の写真)このままでは生なので、40分どんぶりなどに入れて蒸します。どんぶりの下に溜まった肉の旨みが沁みた醤油味の汁がまた美味しいのです。出来上がった醤肉は小分けにして、冷凍しておくと、いつでも色々な料理の使えます。特に美味しいのはチャーハン、大根との炊き合わせ、他にも切りなく考えつきます。まさに中華風ベーコンです。






ある夜の鍋料理は『庄内名物のどんがら汁』でした。大きな真鱈のぶつ切りと、雄の菊子(白子)と白菜、大根、葱、豆腐、などを味噌味でいただく物です。この日は長井・長沼酒蔵の特上酒粕も入れて、青物は山形のほりごめ芹にしました。根っこも使います。長男、次男両君の推薦の芹入り鍋、上手かった—!





時々お昼ご飯に登場するパスタです。

上のパスタは自家製塩豚の薄切りとアスパラ菜のトマトソースパスタ。アスパラ菜は冬に美味しい山形の野菜で、太い茎もアスパラガスのように歯応えよく、菜の花も付いていて味わい深い野菜です。

下のパスタはトマトソースを上にかけたもので、イカの千切りと塩麹漬けの豚肉薄切りと玉ねぎと舞茸入りのソースです。周りの青い葉っぱは宮城県産ちぢみ雪菜を茹でたものです。こちらはたっぷりパルメザンチーズをふりかけました。





今年の節分には大豆をひと晩浸水させてから、水気を切って、良く乾かし、オーブンで150度、40分焼きましたら、美味しい「煎り豆」が出来ました。豆は夫のお気に入りのおつまみになっています。それを砕いて、胡麻の代わりにほうれん草の和え物を作ったら、結構美味しかったです。











我が家の周りの雪を巡る色々な風景です。ちょっと寒かった頃に電線に絡みついた雪の団子は半日以上落ちませんでした。今年のつららは細くて可愛いですね。厳しい冬は観るも怖ろしげな長いのが垂れ下がりますが、今年は違います。夫が除雪車を動かす日もとても少なく、周りの雪の壁はいつもの年よりずっと低いので、眺めていても気楽です。