2015/06/29

やっと梅雨入り

今年の天気は並でなかった。雪解けが異常な速さで済んだかと思ったら、4月や5月に暑くてカラッとした天気が続き、この分ではもしかしたら梅雨なんて来ないのかと思っていたら、6月末になって、ドカンと湿気がやってきた。いまのところ雨量は少ないので、季節感が狂ってしまっているのは人間だけではなく、動物や昆虫,毛虫、植物もだ。たった1本あるバラの木にものすごい数のマイマイ蛾の幼虫、つまりカラフルな毛虫が付き、たちまち蕾の元を食い尽くしてしまった。バラの次はフサスグリとブラックベリーに集まってきた。これから実のもとの花が咲くという時期に毛虫が付き、おまけに雨が少ないと、収穫量はうんと減るみたいだ。
フサスグリが収穫のピークを過ぎようとしている。そのつどきれいに洗って水気を切り、冷凍して貯めている。 今咲いているのはブラックベリーの花だ。今年は花の付いた枝が増えたので、たくさん穫れるかも知れない。今から収穫が楽しみでもあり、暑さとの闘いが心配になる。この頃歳を取ったせいか、汗かきになって、ただたたずんで実を取っているだけで大汗をかくのだ。オー、嫌だ嫌だ。若い頃は汗腺がないのかと思うほど、汗なんかかかなかったのに。そのブラックベリーの花に、茶色の蝶ちょが盛んに来て蜜を吸っている。マルハナバチみたいなのも来ている。一生懸命受粉してくれているのだ。ドイツの野草の種から育った黄色い花も咲き始めた。毎年こぼれ種が伸びて咲いてくれる。 ミックスレタスもプランターで育ってきたので、二日に一度くらい収穫できる。色とりどり、形もさまざまで味も良く、これには虫も付かない。
この数日間、パン焼きやお菓子作りに精出した。二度目のイギリスのお菓子『ショートブレッド』だ。内容物はバターと小麦粉とBPと砂糖と塩少々、と菜種油。バターは相変わらず品薄なので、半量を菜種油で代用することにしている。これがさっぱりとして日本人には合っているように思う。

2015/06/16

初めて外国から塾生が来た!

6月6日、TAMANIWA WORKSHOPに 始めて外国からの塾生、C・Wさんがいらっしゃいました。香港を夜中に出発して羽田に朝5時過ぎに到着し、8時初の東北新幹線『つばさ』に首尾良く乗って、無事に米沢駅に10時過ぎに到着なさいました。米沢駅にで出迎えた私たち夫婦は、小柄な人の良さそうな青年と会ったとたんに何ら日本人と変わらない様子にまずはほっと胸を撫でおろしました。米沢市郊外の笹野で一刀彫りのお店に案内してから家に着きました。
それから1週間、ギター製作の作業の日々が続きました。日本語はほとんど分からないので、作業も,生活もすべて簡単な英語ですが、とても良く理解し合えました。香港の英語教育は立派な伝統があり、C・Wさんも小学校からシステマティックに英語を学んでいるので、何でも英語で話せるので,こちらはたどたどしくても問題なく通じ合うことが出来ました。日本の食べ物は大好きで、味噌汁も美味しいと言うし、若い人向きのトトコ風西洋料理も喜んでくれました。40歳、製パン会社のプログラマー、奥さまは小学校の英語の先生。さて、後半の作業はまた秋になったら,いらっしゃいます。ここまでとても順調にはかどり、工房では半分までの行程を終えたギターが静かに眠って待っています。
外では、カリフォルニア・ポピー、フランネル草、白い菖蒲などが咲いています。マイマイ蛾の幼虫が大発生中ですので、連日毛虫退治の日々です。産まれたばかりの黒い小さい毛虫から、だんだん大きくなるとオレンジ、黒、黄色などの横縞模様がチカチカしてきて、その色合いが夜中に夢の中で眼の中に焼き付き、うなされそうになります。ブルーベリーはおおかた実の素を食べ尽くされてしまい、バラは蕾をむさぼり食われて、次はプルーンの木とフサスグリと黒苺のブッシュへと,なぜか美味しい実の生る木に寄って来るのです。