2015/12/09

姪の手作りカードほか

10月の中旬に二人姉妹の姪が、二日違いでそろって女の子を出産しました。妹の方が二日早く、帝王切開で無事標準体重児を産み、続いて姉の方が軽いお産で、これまた標準体重の子が生まれました。二人の実家ではまるで双子のように孫娘たちがおぎゃあおぎゃあと泣き、それは賑やかなことだったそうな。今は二人とも自宅に帰って、静かにゆったりと子育てに専念しています。そんな二人から内祝いが送られてきて、そこに可愛らしい手作りカードが添えられていました。イラストレーターの姉が出産後病院に入院中に早々とデザインして、描いておいた絵を、妹がパソコンで印刷して、封筒も実家のお母さんと手作りしたそうです、本当に良くできたカードで、どこでこんなの買ったのかと一瞬思ってしまいましたが、丸の切り方がちょっと歪になっていたのと、ブルーとピンクに色合いから、手作りらしいと見破りました。
昨日12月8日に、突然シナモンロールが焼きたくなって、大急ぎで作りました。レーズンは焦げやすいので、クルミの刻んだ物をくるくると巻き込みました。『美味しかった—!」 2.3日はおやつに毎日続けて食べています。粉が岩手県産の「ゆきちから」なのでふわっと膨らむという訳には行きませんでした。いつかフィンランドに行って、本物のシナモンロールを食べてみたいなあ!きっと砂糖のアイシングがかかっていて、甘—いだろうなあ!
この間、野菜として栽培されている『ナズナ』を買って来ました。売っていた直売所のおばさんが、『茹でてみじん切りにして酒粕と混ぜて冷凍しておくとお正月の七草の時にお汁にすると良いんだよ』と言ったので、なるほどと思い、その通りやってみようと思って買いました。少しだけ酒粕と混ぜ、あとはナズナの菜飯にしたら、クセがなくてとても美味しかった。立派な根っこが着いていたので、根っこをパセリの葉と干しエビでかき揚げにしたら、これまた美味しかった。根っこがこりこりと歯応え良く、三つ葉や芹の根っこでも良いだろうなと思った。
お隣からいただいた白菜、紫色のもありました。両方とも巻かなかったので、彼女はがっかりして収穫しなかったけど、私にくださることを思いついて、雪が融けたので掘ってきて下さった。煮込んだらちゃんと食べられる。
12月にしては珍しい好天続き、米沢の向こうの山の稜線がきれいだ。高い山ではしっかり雪が積もっているようだ。

2015/12/07

足踏みしている冬

この前の投稿からもうほとんど1ヶ月近く過ぎてしまいました。何と月日の過ぎるのは速いこと!もう師走の4分の1が終わってしまいました。 最後の秋の名残が消えて、冬の到来ですが、まださいわい根雪になっていません。 少ないながら、なめこも時々採れています。
小鳥が時々やってきて、目を楽しませてくれます。カメラに納めるのはとても難しく、ツグミの群れが裏の林に来ていたときには、30分以上もガラスに張り付いて、一生懸命にシャッターを切り続けて、何とか可愛いツグミの姿を収めることが出来ました。またある日には、四十雀の群れがやって来たし、コゲラが樹の幹を突っついていました。
私の出来る冬野菜は唯一、ビタミン大根だけです。ちょっと雪が積もったある日、これ以上降ったら埋もれてしまうと、大慌てで掘りました。30本以上、大きいのやら小さいのやらさまざまですが、色の良い可愛いのが採れました。この大根は姿の半分は緑色で中身も同じ色なので、大根下ろしにすると見た目にも美しく、辛味はなく、甘—いのです。丈も短いので、うちの畑に最適の大根です。 葉っぱも素晴らしい緑色で、この栄養を無駄にしてはもったいないと思って、きれいに洗って、茹でて、大根葉とちりめんじゃこと胡麻の佃煮にしました。ご飯の友に最適です。これは写真がありません。
冬の前に直売所では、赤い大根、赤い蕪、紫色の大根などが並びます。赤蕪は乱切りにして、塩をして重石をかけて水分を抜いたら、甘酢に漬けておきます。また紫の大根もおなじように塩漬けしてから、甘酢に漬けておきます。
図書館から借りた「暮しの手帖」にでていた、『リンゴのクラフティ』というお菓子を焼いてみました。バターと砂糖をキャラメル色に焦がしてからリンゴの薄切りを入れて煮ておき型に敷き詰め、牛乳と卵と生クリーム(私は無糖練乳で代用)で作ったカスタードクリームのようなものを流して焼きます。
12月に入ってすぐに、気仙沼から私のセーターが届きました。被災地応援の『気仙沼ニッティング』という小さな会社の製品で、『エチュード]という名のセーターです。夫が私にプレゼントしてくれました。着ると幸せになれる素敵なセーターです。ありがとう!
ギター製作の生徒さんは今年は香港からのCさんで終わりかと思っていましたら、またひょっこりと隣町の高畠町の元宮大工のAさんが入塾なさって、週に二日ほど通って、雪で埋もれる前まで出来るだけ進めることになりました。道具の使い方、刃物の研ぎ方はベテランなので、作業はとても速く進んでいるようです。ご自分の家にある残り物や端材などの材料を使って、日本の材でギターを作るという初めての試みです。さてどんな素晴らしいギターが出来上がることやら。ギターはお弾きにならないのですが、Aさんの近所の親友のSさんがギターを弾くのが大好きな方なので、よく二人一緒に来て、楽しいお話と上手なギター曲を聴かせてくれます。 11年前から始めたギター製作塾も、色々な方がいらっしゃって、思わぬ方向に進みます。秋にいらした岡山市のMさんは習っていらっしゃるギタリストの中林先生に作ったギターをお見せになったら、大層誉めて下さって、『初めてにしては百点満点!』と言われたそうです。今一生懸命塗装に励んでいらっしゃるところですが、それを聞いて、夫と二人、『良かった』と思いました。

2015/11/11

この秋最後の塾生、そのほか

10月の下旬に玉庭ワークショップ・ギター製作塾を訪れたのは6月に半分まで作った香港からのCさんでした。今回は1週間でどうしても作り上げなければならないので、Cさんも、教える夫もいつも以上に真剣そのものでした。最初の日から意気込みが違っていました。2度目ともなると、勘と物覚えの良いCさんは、勝手知ったる我が家みたいにすべてスムーズに行動していました。
香港からのおみやげの一つは「ワイフケーキ」というもので、「老婆餅」と中国語では書きます。老婆とは、歳を取っているとは限らない「奧さん」のことだそうです。だから、英語ではパッケージにもある通り、Wife Cakeとなっていました。人質に取られた奧さんを救うために夫が考えたケーキで、これが成功して、お金持ちになり、奧さんを救い出すことが出来たそうです。月餅みたいな形で、パイの皮のような外側で中身は何かの餡です。何と、冬瓜を甘く煮詰めたのが「餡」だったのです。本当は熱々を食べるものだというので、翌日はレンジで温めましたら、食感が変わってモチモチしました。中国の人は面白いものを考えますね。 そう言えば、その前の岡山から来たMさんの滞在中に、栗のクリームをと生クリームをスポンジケーキの上に飾った、マロンシャンテリー、つまりモンブランを作りました。これはすごく好評でした。Mさんは家ではタルトなども焼くほどの方でしたから、喜んでいただいて良かったです。
ビーツのサラダです。これはイタリアの種を買って撒いたので、色は薄いピンク色です。夏を越して大きく成長してくれました。 Cさんのいる間のおやつには、スロヴァキア風のリンゴケーキを焼きました。ビスケットの種みたいなもので生の細切りリンゴを上と下で挟んで焼きます。とても美味しいケーキです。
cさんを米沢駅までお送りした帰りの紅葉はみごとでした。午前中の光は紅葉をきれいにとらえてくれました。
一緒jけんめい頑張って仕上げたCさんのギターも立派なできあがりでした。音も大きくて、満足していました。遠くから来た甲斐があったね。

2015/10/30

深まり行く秋とその後の我が家




今年の紅葉はいつもより早く進んでいます。多分天気が良く、乾燥しているからだと思います。数日のうちに葉が落ちてしまい、だんだん辺りが透け透けになって来ます。 お風呂場の窓から見える紅葉がきれいだったのが、色褪せてきて、台所の窓から見える紅葉も黄色と茶色だけになってしまいました。

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10月3日から17日まで岡山市からMさんがギター製作塾にいらっしゃいました。中林淳眞先生に直々に習っていらっしゃるほどのギター好きな方です。出来上がる前の日までどんな音のギターになるか心配だったようですが、出来上がったら、すごく大きな音の良いギターに仕上がっていたので、大喜びでした。夫もひと安心しました。私も毎食ごとに「今日も美味しかったです」と言われてやりがいがありました。



10月の半ばに、去年は省略したストーブの煙突掃除をしました。今年はストーブの周りに念入りに新聞紙とブルーシートを敷き詰めて、微塵のススも辺りに散らさないぞとの意気込みでやりました。落ちてくるススを受け止める分厚いビニールの袋をガムテープでしっかりと付け、ブラシのワイヤーが入る小さな穴を開け、煙突の上へと進めていきます。ブラシが煙突の天辺まで行くと音がするので、その後はブラシを下ろしていきます。溜まったススの重さは300グラムぐらいでした。その後、夫がストーブの正面のガラス窓を専用のクレンザーで丁寧に拭いて清掃してくれました。良く働く夫がいて、私は手伝うだけ、ちょっとヨイショしているみたいですが、本当に感謝の気持ちで一杯です。これを全部私がしなければならなかったらどうしましょう?
ネットの新聞記事で見付けた北海道留萌郡小平町臼谷というところの佐藤漁業部さんから、鮭トバを買いました。鮭トバは大好きなのですが、なるべく添加物の少ない自然なものが欲しかったのです。届いたら期待通りの素晴らしい鮭トバでした。鮭一匹分1000円で、550グラムもありました。一匹分は半分ずつ息子たちに送ってやりました。まず、思いついたのは鮭トバご飯です。炊飯器にお米を入れ薄口醤油と日本酒を垂らし、人参の千切りを入れて炊き、半分を過ぎたら鮭トバを入れました。できあがりに生姜のみじん切りと三つ葉を散らし、鮭トバをほぐしてよく混ぜます。

2015/10/11

秋らしくなってきました。

アケビを買いました。きれいな紫色です。筋に沿って開けて、お肉や白滝、茸や茗荷、紫蘇の葉などを味噌味で炒めてアケビの中に詰めて、フライパンで焼きました。残念ながら色が悪くなってしまいました。爪楊枝で留めただけですが、うまく行きました。アケビの中の白いワタと種はいつもはちょっとなめては捨てていましたが、今年は長井市の人形作家のI先生に教わった漬け床に入れるという方法を試みてみました。何と塩麹の漬け床にアケビの優しい甘みが加わって、美味しい漬け物が毎日出来るのですから、うれしくてたまりません。きゅーり、大根、大根の茎、キャベツ、茗荷などきれいな色のまま漬かるので見るからに美味しそうです。
9月の塾生のH・Wさん、見事なギターが出来て、嬉しさのあまり、顔がニコニコとほころんでいます。
今年はブナの実が豊作です。道に沢山落ちています。ブナの実はそのままでも煎っても美味しく食べられます。只この辺のブナは犬ブナというのか、白神山地のブナのようではないので、実も小さいです。左側から、外側のトゲトゲの固い殻、薄皮付きのアーモンド状の実、薄皮を剝いた食べられる中身の実。

2015/09/10

パスタの工夫

この夏に作ったパスタは盛りつけ方を今までと変えてみました。 ヒントは白鷹町にあるイタリアンレストラン「SIATTACCA」の盛りつけ方です。茹で上がったパスタにオリーブオイルをふりかけ、塩胡椒をして、トマトソースやミートソースをからめます。その時まだ熱い茹でた鍋を使います。この方が冷めにくいです。お皿に盛るときに同時に炒めておいた茄子やピーマン、茹でたインゲン、炒めた細切りのピーマン、豚肉の炒めたもの、茹でて塩胡椒したブロッコリ、塩を振ったミニトマト,蒸し茄子の輪切りなどその時にある手持ちの野菜を、こんもりと盛ったパスタの周りに並べてみました。ちょっと雰囲気が変わって、美味しそうに見えます。食べやすいのもうれしいです。その上平等に分けやすいのです。シェフのminoさんありがとう。
畑に勝手に生えて来たマクワウリです。きっと一昨年か去年直売所で買って食べたマクワウリの種がゴミの中で生きていたのが発芽したのでしょう。食べてみたら合格でした。意識しないで育てた割りにちゃんと甘みがあり、種の周りも熟していました。タネや土はありがたいものですね。