2014/08/28

異常気象続きの夏ももうすぐ終わりです。

8月になると毎年ツバメがわが家の周辺に群れをなしてやってきます。旅立ちに備えて飛行訓練をするためです。チッチッと鳴き交わして、いろいろ合図をしながらときどき電線に留まって休みます。屋根や木の枝に留まることも多くなります。船の舳先に留まることや、建物の屋根に留まることにも備えているのでしょう。今年は9月になる前にもう来なくなってしまいました。どうしたのでしょうか?急に涼しくなったので、もう旅立ちの頃と思ったのでしょうか?それでもはぐれツバメらしいのが2,3羽やってきます。置いて行かれたのでしょうか?
ゴーヤの佃煮を作ってみました。去年お嫁さんのお母さんからいただいてとても美味しかったので、自分なりに考えて、まずゴーヤの小口切りを干してカラカラにして、切り干し大根のように水で戻してから、出汁に醤油と味醂と砂糖少しを入れて煮てみました。最後にたっぷりのかつお節とすり胡麻とみじん切りの赤唐辛子少々を加えました。苦みが薄れてとても美味しくできました。ご飯が進みます。
直売所で四角豆という珍しい豆を見つけました。本当に断面は四角になりそうな形で、莢の周り中にフリルのようなヒダヒダが付いています。お隣の奥様は畑で栽培しているので、花を見せてもらったら薄紫の豆の花にしては大きめでとてもきれいな花だったので、二度びっくりしました。葉っぱもとてもきれいです。茹でて炒めたり、辛子マヨネーズで和えたりしてみました。歯触りはサクサクしていました。芯に小さな白い豆が出来かけていました。
8月23日は南陽市の結城豊太郎記念館という施設で、置賜クラシックギター愛好会「センプレ」の演奏会を開いていただきました。南陽市に住んでいる会員の方が数名いるので記念館の行事のひとつに取りあげていただきました。1時間半の演奏会などしたことがなかったのですが、お引き受けした以上はお客様に満足していただけるようにと、過去数年間に練習した曲を拾い集めて何とか9曲、もしアンコールと言われたときのために2曲を一生懸命に練習しました。夫がそれぞれの曲の前に解説し、聴いてくださる方々に分かりやすいようにしました。終わったらとても盛大な拍手でアンコールも2曲弾くことになり、皆さまに喜んでいただけたようでした。夏の朝のうちで天気にも恵まれ、無事に済んでほっとしました。私は練習に参加できない日が多かったので出演しませんでしたので、気楽と言えば気楽でしたが、聴いているのも結構緊張しました。

2014/08/05

芸術村「あすなろ」のこどもたちと「ボレロ」の演奏

神奈川県川崎市の音楽学習団体の「あすなろ」のこどもたちが例年のように玉庭に夏期合宿にやってきました。元学校の建物「玉庭ふるさと総合センター・おもいで館」に滞在して5泊6日の楽しい日程を過ごすのです。その間に音楽練習はもちろん、山登り、魚のつかみ取り大会、工作、玉庭での合宿開始25周年記念植樹などを体験して、最後はみんなでラヴェルのの「ボレロ」を演奏して合宿を締めくくります。3日目に初めて民泊体験がありました。対面式で並んだ32人のこどもたちの中から小学6年生の男の子・O・Hくんと1年生のC・Bくんと、付き添いの若い女の先生・ヴァイオリニストのN・Yさんがわが家にやってきました。家に着いて一番初めにやってもらったことはちょうど発酵してふくらんだパン種を成形して丸めて翌朝の朝食のパン作りでした。自分で丸めたパンにはそれぞれ筋や切り目を入れて印を付けてもらいました。お風呂で汗を流してスイカを食べて待ちに待った夕食です。二人ともお腹を減らしています。子ども向きに、ポテトコロッケ、塩麹漬け鶏ササミのシソ巻きピカタ、トマトとキャベツのサラダ、インゲンのソテー、きゅーりと白胡麻の冷や汁、きゅーりの一夜漬けとご飯です。美味しくて、たくさん食べてくれました。 夜は9時頃寝ることにしましたが、暑くて暑くて、興奮して全然眠くならない様子、夫がむかし取った杵柄で日本昔話を持ってきて朗読してやりました。聴くほどにまたまた目が醒めて、4つぐらい読んでやっと「はい、お休みなさい」に。
翌朝は6時に起きて、まずお隣のEさんの立派な畑に行って野菜の収穫体験をしてもらいました。きゅーりとトマトをもぎ取り、きゅーりはその場で食べて瑞々しさを味わいました。朝ご飯を食べたC・Bくん、まだ全然お腹が一杯にならないと言うので、さらに食パンを1枚焼いてバターとジャムを塗って食べてやっと満足しました。早起きするとお腹が空くのでしょうね。それからまたリクエストの昔話を読んでもらってやっと出発です。 午後にはいよいよ「ボレロ」の演奏が始まるので夫と二人いそいそと出かけました。まずはこどもたちの元気な合唱が2曲。元気いっぱいの素晴らしい歌声です。その後、卒業生のフルート独奏や、先生と卒業生の弦楽五重奏、歌の独唱と二重唱などがありましたが、どれも素人の域を超えていて、音楽って良いなあと思いました。 最後の「ボレロ」は静かな始まりからだんだん音が集まって盛り上がっていく曲想が指揮のJ・A先生のもと見事に演奏され、暑さも吹き飛ばしてたくさんの拍手喝采で終わりました。どの子の顔も「やったー!」という満足感に溢れていました。 その後はつきたてのお餅やトウモロコシや枝豆、玉こんにゃくで打ち上げパーティーでした。ボレロの演奏に間に合わなかった原田町長が駆けつけてくださいました。そこで、特別に町長のためにだけ私服に戻ったこどもたちの合唱がもう一度歌われました。町長の優しいうれしそうな顔!さっきより一段と元気な声で体育館が割れんばかりの熱気で溢れました。最後はみんなで「ふるさと」を唄ってお別れしました。