2014/03/31

京野菜

京都に住む弟夫婦から京野菜のいろいろが届きました。一つずつ新聞紙にくるまれた包みを開くと、「うわぁ!」 逞しい京野菜が出てきました。京都の寒い冬を生き抜いた太い賀茂葱、からし菜、太ってグリーンピースがこぼれそうなサヤエンドウ、京都産でないけどめずらしいジャンボマッシュルームなど。からし菜をほどくと倍に増えたぐらい葉っぱが現れました。これはさっと茹でて一夜浸けにしよう。葱はジャガイモと田舎風スープに、細い方は蒸してマリネ風サラダにしよう。マッシュルームはソテーに、サヤエンドウは茹でてベーコンと炒めよう。1ヶ月以上早い春野菜を味わえるなんて、うれしいなあ。ありがとう!
きのうの夕飯には京壬生菜を卵とじにしてみました。一緒に煮たのは油揚げの変形、長井市の「一番揚げ」という楕円形のすりつぶした豆腐を揚げたものです。 ほかに牡蠣と野菜のチャウダー、ちょっと肉気が欲しかったので豚バラ肉を焼いてゆず胡椒ポン酢をかけたものもひと皿に加えました。YMさんからいただいた高知県産のゆず胡椒ポン酢は、塩味でほのかに香るゆず胡椒がお肉やお魚を魔法をかけたように風味豊かにしてくれます。

2014/03/25

春待ち市と子ども演劇祭

冬の間はギター関係だけのお付き合いでした。三月も下旬に入り町の温泉施設「まどか」で春待ち市がひらかれたので、冬眠から醒めた虫たちみたいにのこのこと出かけてみました。山形県の各地から来た、蜜蝋のろうそく作り体験、稲わら細工体験などが行われていて、食べ物屋さんもたくさんでていました。私たちの興味を引いたのは、庄内の羽黒町から来ていた「日知舎」(ひじりしゃ)の成瀬正憲さんの民具でした。「おえ」という稲に似た植物を使って編んだ見事な草履は「きびそ」という蚕の特別の繭から織った花緒を使っていてユニークで素晴らしいものでした。草履はしなやかで履き心地が良さそうでしたが、一万円以上の値が付いていましたので、触るだけにしました。鍋敷きは分厚くて形も素敵で、1000円でしたので、これを買い求めました。成瀬さんが惚れ込んで習得した手仕事の成果です。ほかには庄内の名人の作ったヤマブドウの蔓のおそろしく頑丈なハケコとクロモジの木から作ったかんじきが置いてありました。厳しい風土から生まれたひたむきな手仕事の見事さ。庄内の手仕事にはいつも心底から驚かされます。 日知舎 997-0123 山形県鶴岡市羽黒町市野山猿田97 http://hijirisha.tumblr.com/
町のホール・フレンドリープラザで行われた「子ども演劇祭」にも足を運びました。長井市と白鷹町の子どもたちのバレエの発表、米沢市の「伝国座」の少年少女のミュージカル、川西の子ども演劇学校の劇の発表。みんな一生懸命演じていました。冬の間に練習を重ねて来て、ほんとうにご苦労さま。
米沢駅から新潟の坂町まで走っている「米坂線」の羽前小松駅が、建て替えられました。雰囲気のある駅舎になりましたが、中を覗いたら前よりずっと小さくなっていたのでちょっとがっかりしました。前は広い待合室があって、高校生たちがおやつを食べたりできたのですが、、、贅沢は言えませんね。建て替えられただけでもありがたいと思わなくてはいけないです。この駅はうちから一番近い駅です。

2014/03/21

お彼岸のおはぎ

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、どうやら今年に限っては当たっていないようです。東北北部や北海道では季節はずれの吹雪になっています。 山形でも湿った牡丹雪が降ったり、風に雪が舞っていたりの寒い天気です。今年は自己流のおはぎを作ってみました。粒餡は昨日の夜遅くからストーブの上にのせておきましたら、朝にはもう柔らかく煮えていました。白砂糖2:黒砂糖1で煮てから最後に塩を少し振りました。ご飯は餅米2:うるち米1の割りで少しだけ炊いて、楕円形に丸めて粒餡をかぶせ、もう一方は伸ばしたご飯に小さく丸めた餡を入れて青豆きな粉をまぶしました。

2014/03/11

夫の毛糸の帽子

すっかり頭髪の薄くなった夫は一年の半分は家の中でも毛糸の帽子をかぶっています。さすがに寝るときはかぶりませんが。今までの毛糸の帽子は次男のお嫁さんに頼んで編んでもらったものですが、もうひとつ替えがあった方がいいので、今度は私が編もうと思いました。 手持ちの毛糸を取りだして極細毛糸2本と中細毛糸1本を合わせて3本取りで編むことにしました。試しに4段ぐらい編んでゲージを取ったことにして、57センチとはこんなものかと目数を決めて、輪編みのガーター編みで編み始めました。根を詰めると肩が凝るので、一日に4段までと決めて、ゆっくり2週間ぐらいかけてやっと仕上げました。途中で黄土色の毛糸が足りなくなってきましたので、下半分はえんじ色の毛糸に替えてツートーンカラーになりました。てっぺんの急に減る部分は難しいので一目ゴム編みに変えて減らしました。ちょっと変な形ですが、被ってもらったらなんとも良い感じになりました。うまく行ったのは偶然のたまものか、私の感が良かったのか、分かりません。

2014/03/01

「春蕾」という野菜

直売所におもしろい野菜が出ていました。その名も「春蕾」はるつぼみという可愛らしい、春を呼ぶ野菜です。芥子菜系の葉ものの株にできた脇芽を大きく育てたものらしいです。ほのかな苦みが特徴ということでした。タラの芽に良く似た形をしています。 次男の誕生日なので、ちょっとだけ気取って、塩豚のハムの薄切りに春蕾の味噌マヨネーズ添えを付け合わせ、煎り玄米とジャガイモのスープ、隠元豆のサラダ,庄内麩のパリパリピザ風で春の香りを味わいました。
さて、冬の終わりには味噌作りが待っています。今年も白鷹町の麹を買ってきました。まるでカマンベールチーズの白カビのようです。