2013/01/29

大根の皮、捨てないで!

冬はなんと言っても野菜の中で大根が一番よく食卓に上ります。 洗ったらまず、皮を剝きますよね。私のアイディアはその時に皮を少し厚めに剝き、皮だけを千切りにして、自家製切り干し大根を作ることです。もし皮が汚れていたら、ごく薄く削ぎます。ザルに並べて窓辺に干しておくと二日くらいで干し上がります。皮だけだと、切り干し特有の臭みが少ないのです。欠点は固めで、こりこりしているので、よく噛む必要があること。でも顎と歯が丈夫になるかも知れません。 はりはり漬け風の和え物を作りました。人参のさっと茹でたもの、わかめを水で戻してお湯をかけて切ったもの、生姜の千切り、赤唐辛子の皮のみじん切り、白煎り胡麻の半ずり、きざみ昆布などを加え、調味料は醤油、米酢、みりん、日本酒、濃く取った出汁を加えるのがコツです。また普通の切り干し大根で作る時は、水に浸しすぎないことです。大根が調味料を吸う余裕を残しておくため。脂っこいものを食べたあとに食べると口の中がさっぱりします。

2013/01/24

ロシアのパンケーキ・ブリヌィ

もう十年も前から作りたかったのに果たせなかったロシアのパンケーキ・ブリヌィを今日やっと作りました。料理研究家の高山なおみさんがシベリア鉄道でロシアを旅行した日記が「考える人」に連載されているのですが、それを読んだら、「あっ、そうだった。私、ブリヌィ、作りたかったんだ」と思いだし、昼ご飯にしました。ブリヌィというのはそば粉と小麦粉と半々、卵と牛乳たっぷり、砂糖少し、塩ひとつまみ、そうしてベーキングパウダーを使わず、イーストで膨らませて少し発酵させたパンケーキです。熱いうちにバターを塗り、メープルシロップをかけたり、煮たりんごをのせたりして食べました。
昨日の昼ご飯は、黒米ご飯にイカを甘辛く煮付けたものを汁ごとかけ、昨日の残りの大根と人参と生椎茸の中華風炒め物もその上にかけた「イカどんぶり」でした。これは昼前にとつぜん決めた映画館行きを決行するためにできるだけ早く食べる必要があったので、にわかに思いついた献立でしたが、良いアイディアでした。二人で大きなイカ一杯を食べてしまいました。シンプルな味付けで、長く煮なかったのでイカが柔らかでした。 映画は小津安二郎監督に捧げられた、山田洋次監督の作品、「東京家族」です。瀬戸内海の島で生まれた3人の子どもたちが皆東京へ出ていき、それぞれに家庭を持って生活している、そこへおじいちゃんとおばあちゃんが訪ねて行き、それぞれの家庭を回る間に起こった思いがけない出来事を巡って、しみじみとした、哀しいけれど、最後は希望の光が見えるという話です。見ていた人は皆それぞれ、映画の親子と自分たちの姿を照らし合わせて、感慨深く思ったに違いありません。

2013/01/22

また室内履き作りました

もうかれこれ2ヶ月前からゆっくり気が向く時にだけ針を進めていた室内履きが、先日やっとできあがりました。できあがってみると左右の履き口の長さが違っていたり、ブカブカ過ぎて履き心地が良くないなどの欠点が目立ちます。やはり行き当たりばったりは駄目だなあ。 この室内履きは、底に工夫を加えています。ずーっと前に相模原に住んでいた時に友人のH・Uさんが心をこめた編んでくださった特性の分厚い手編みの毛糸のソックスがありました。数回洗ううちに縮んでフェルトになってしまったので、それをハサミで切って一枚のフェルトとして使ったのです。周囲はほどけないようにバイヤステープを縫い付けました。茶色の布は夫の古いセーターを切って使い、履き口は、ウールの靴下を利用しました。我ながら、あっぱれ! でも、残念ながら少し履き心地が悪いので—す!

2013/01/21

りんごパン

今朝は珍しく晴れ上がり、朝からお日さまの恵みをたっぷりいただき、気分よくパンを焼くことにしました。横浜のOさんからいただいた上等の北海道産の強力粉「ミナミナ」と白神こだま酵母を使い、パン焼き器に材料を入れて、発酵コースまでのスイッチを入れていたら、「オーイ、郵便局まで行くなら今だぞ!」という夫さんの声を聞き、すぐ出発。新雪が20センチも積もった道をわがプラドくんはスイスイと進みます。まるでボートのようです。3分の1の峠まで来たら、その先はきれいに除雪車が除雪した道に変わっていて、おお、助かった! 郵便局と公民館にも寄って、家に帰ってきたら、東北電力から電話があり、午後の2時から3時まで途中の杉の木の枝が電線に架かっているので工事停電しますと。急いでお昼ご飯を食べてなんとか2時までにりんごの煮たものが入ったパンを10個焼き上げました。
家の前の大量の雪を除雪機で飛ばしてくれた夫さんのおやつはこのりんごパンでした。もちろん私もいただきましたが。

2013/01/20

かぶのサラダ大好きです

冬は冬の野菜で作るサラダが美味しいです。特にかぶのサラダが大好きです。このかぶは直径12センチもあるかぶで、山形の特産のようです。二人だけなので、半分で作るとちょうど良いです。それでも二日間、毎食出てきますよ。 かぶはできるだけ薄く、輪切りの方向で切り、塩を振って少しおき、出た水分をよく絞って、ドレッシングをかけます。今日は鮭とばを細かく切ってレモン汁をかけてから混ぜました。この鮭とばはハラミのところではなく普通の鮭の切り身を薄くした形で味が良いです。鮭の味がかぶにしみて、翌日ぐらいがいっそう美味しくなります。白髪葱と食べる時に水菜を彩りにのせました。
きのうの夜は北海道産の寒ダラの切り身に塩を振ったものと玉ねぎ、ほうれん草とパスタ〔マカロニ〕でグラタンにしました。生の鱈を自分で好みの薄塩にするので、塩分のとりすぎにはなりません。

2013/01/15

小正月の小豆料理

今日は1月15日で、小正月です。この日には小豆を使ってお汁粉などを食べる慣わしがあるらしいのですが、お汁粉は考えただけでも胸焼けがするので、食べたくありません。夕方近くになって思いついたのは小豆ご飯でした。餅米を使わないで、普通のうるち米で、自分で秋に収穫した小粒小豆を入れて電気釜で炊きました。他のおかずは野菜がいろいろ入った実たくさんの納豆汁、貝柱のお刺身、茹でたジャガイモとカリフラワーのベーコンソテーでした。
朝、ふと積もった雪の上を見ると「櫛」の形の氷柱を発見しました。落ちても壊れず、こんなきれいな形のままです。
昨日の夕食は、買ってきた牡蠣を賞味期限内に使う、ぎりぎりの日でした。ノロヴィルスなどに負けないように太い葱と牡蠣を熱々のグラタンにしました。牡蠣は12粒でしたが、茹でたジャガイモも添えたので、お腹がいっぱいになりました。さつまいもとりんごのレモン煮は少ししか食べられませんでした。夕食はお腹一杯にしないでと夫に言われていたのに。本当にこの歳になると食べ過ぎは禁物ですね。

2013/01/12

久しぶりの青空

今日はわが家では外気温が朝の7時でマイナス7℃まで下がりました。この冬いちばんの寒さです。でも昨晩から星がたくさん見えるキーンとした晴れだったので、気持ちが良い晴れです。お日さまが照るとたちまち気温は上がり初め、昼前の今、日陰でも7℃もあります。 この松の木にはいつもたくさんの雪がこびりつき、お母さんが赤ちゃんを抱いているように見えたり、熊さんのように見えたり。。。
今日の午後のギターの会は新年初の練習日です。おやつに石垣饅頭を作りました。さつまいものコロコロがおまんじゅうの生地の中でまるで石垣のように見えるところから名づけられたらしい。名古屋の方では鬼饅頭というそうですが、素朴なおやつです。ラジオで紹介されていたのを、作ってみたらなるほど美味しくて簡単。

2013/01/08

醤肉(じゃんるう)と干し柿

暮れから醤油(生姜、葱、赤唐辛子、八角、黒胡椒)に漬け込んでいた豚肉を3日間寒風にさらしてから、蒸しました。このまましばらく置くと、脂が表面に固まるので、取り除きます。これは陳憲一さんの料理です。作って冷凍しておくと、とても便利です。白菜や大根と煮込んだり、チャーハンの具に良し、薄切りにして炒め物にも良し。八角の香りがいかにも中華風で、料理の腕前が上がったような気がしますからちょっとうれしい。 昨年の11月、12月は雨が多くて、干し柿が乾きませんでしたので、最後は2週間ほど家の中につるしておきました。柿が大粒だったせいでもあるのですが、柔らかめです。缶に入れて薪置き場の寒いところに置いておきました。久しぶりに開けてみると、糖分が白く粉を吹いておいしそうになっていました。きょうはお日さまが照ったので、窓辺において太陽の恵みを受けさせました。

2013/01/04

荒れ模様のお正月

明けましておめでとうございます。トトコのブログを読んでくださっている方々、ことしもつまらないことを書き綴ってまいりますが、お付き合いくださいませ。
さて、2013年は雪と吹雪で幕開けしました。一日だけは曇りがちでしたが、その夜から降り続いた雪は4日の午後になってやっと止みました。風もよく吹いていました。朝起きて窓の外を見て、うす暗い中にしんしんと雪が降っているのを見るのは、もう慣れてきたとは言ってもうれしくないことです。でも文句ばかり言っていてもしょうがないのです。その中にもささやかな楽しみを見つけなくてはね。 暮れに上京した時に、高校の後輩のM・Kさんにお会いして、懐かしい積もり積もったお話しをしました。彼女とは在校時期が3年違っているのです。でも群馬県の水上の林間学校の時に私がOGとして参加したため、知り合っていたのですが、長年音信不通でした。烏山にご実家があることを覚えていた私が、珍しいお名前の表札を発見して偶然玄関先に出てらしたお母様らしき方にお声をおかけして、途切れそうになっていた糸がつながりました。それ以来、年賀状だけは欠かさず、いつかお会いすることをお互い誓っていた間柄です。高校生の時と少しも変わっていない小柄で可愛らしい彼女です。素敵な物をいただきました。
岩手感大船渡市で作られた「復興の光」、虹色の光を放つ「サンキャッチャー」です。大船渡市で被災した人たちが立ち上げたNPO法人 絆プロジェクト三陸 URL:http://www.kizuna-sanriku.jp/ が販売している携帯ストラップのような物です。財布に付けてもバッグのファスナーに付けても、あるいはペンダントにしたらもっと素敵かもしれません。 シャンデリアで有名なスワロフスキー社のクリスタルパーツを使用しているそうです。見ていると本当に色が自在に変わり、キラキラして飽きることがありません。これを付けていると運気を呼び込むことができるとか。 ひとりでも多くの方に関心を持っていただき、できたら購入していただきたい物です。