2013/12/26

簡素なクリスマスイヴ

雪の降るクリスマスイヴでした。昨日に続いて鴨肉の手羽中と手羽元のオーブン焼き、付け合わせの大根の輪切りとカボチャのスライスも一緒に。塩胡椒とお醤油で下味を付けて焦げ目が付くまで焼いただけ。鶏肉より軽くて旨みがじっくり伝わってきた。もうひとつはグリーンピースの田舎風煮込み。乾燥グリーンピースを戻してことこと煮て、玉ねぎと人参とベーコンの角切りと一緒に塩胡椒の味で煮たもの。スペインの赤ワインを夫が出してきた。アルコールに弱い私が、不思議とこれは酔わなかった。 おやつには紅玉で焼きリンゴを作った。芯をくりぬいて、シナモンシュガーとバターを詰めて焼くだけ。ヨーグルトの水切りを添えて。
開けて25日はココアロールケーキ。今年は流星が飛んだので、粉砂糖で流れ星を描いてみた。希望の星になるように。 この夜はお天気も良く、晴れ渡っていた。
夕食は塩麹に浸けた鶏の胸肉と野菜の蒸し煮。肉の下に敷いた玉ねぎが程良く焦げて鶏のソースになった。グリーンピースの煮たのがまだあったので、ドライトマトと乾燥バジルの粉とハムを入れて軟らかく煮て、塩胡椒で味付け。きのうの夜とよく似た料理になってしまった。 お食後は,ヨーグルトのババロア。マルメロのコンポートを細かく切って中に入れた。
家のそばのナラの倒木にナメコが生えているのを見つけたので、採ってきた。秋からときどき見つけていたが、雪で晒されて、ツヤ消しのナメコになっていた。

2013/12/23

鴨肉のレバーと手羽先

一昨日Mさんの家に合い鴨肉を買いに行きました。この間まで川を元気に泳いでいた青首の鴨君たちがついに解体されてお肉になってしまったのです。春にひよこでやってきてから半年あまり、田んぼの草をたくさん食べて、古いお米もたくさんもらって大きくなりました。近くに住んでいる幸運なものだけが分けていただけるレバーと手羽先、レバーは醤油と赤ワインを振りかけておき、にんにくのスライスと一緒にフライパンでじっくり焼きました。きょうは手羽先の本当に先っぽだけを、良いスープが出るので白菜と生椎茸と一緒に塩味のスープにしました。レバーは食べるときにケチャップとウスターソースを半々で合わせたソースをかけていただきました。濃厚でいてしつこさのない美味しいレバーでした。肝臓と目に良さそう! ありがとう、鴨君たち。
きのうは冬至でした。都会にいたころはカボチャだけを料理していましたが、山形に来て知ったことは、ここら辺の冬至かぼちゃは小豆とカボチャのいとこ煮のことでした。どこの家にも自分の畑で採れた小豆とカボチャがあるのですから。冬至かぼちゃを作ろうと決めたら、まず小豆を洗って柔らかくなるまで煮てから,そこへカボチャを入れて砂糖と塩で味を付けるのです。順番を間違えると、カボチャが煮崩れてもまだ小豆が固いということになってしまいます。私のカボチャは秋に採れた自家産のすくなカボチャです。ぽくぽくしていないのが欠点ですが、味はまずまずの美味しさです。何故かカボチャだけより、胃にもたれませんでした。

2013/12/18

シナモンロール

冬になると何故かシナモンロールを焼きたくなる。理由は分からない。もしかしたら映画「カモメ食堂」を観たのが冬だったからかも知れない。あの映画の中では、シナモンロールは福の神みたいな存在だったなあ。 いつも食パンばかり焼いている私、たまにプチパンを焼くこともあるけれど、美味しい菓子パンはめったに食べない生活だ。手が脂でべトべトになる甘くてしっとりした菓子パンは体に悪いと思っているせいかもしれない。だから自分でシナモンロールを焼くと、ちょっと甘くて、ちょっとバターが利いていて、ちょうど良い甘さなのは黒砂糖と甜菜糖のせいなのだと自分だけが分かっているから余計嬉しくなる。生地をロールするとき、レーズンとリンゴの煮たのをたっぷり入れ、シナモンをたくさん振りかける。でも焼き上がりではもっとシナモンをかけた方が良かったかなと反省している。この次はもっと美味しく作ろう。

2013/12/14

ミートパイと鮭パイ

12月14日は孫のSちゃんの9歳のお誕生日です。今回はケーキではなくミートパイと鮭パイを焼いて送ることにしました。パイと言っても本物のパイ皮ではなく、卵と牛乳とバターの入った柔らかいビスケット種のような皮です。作っている途中はまるで大きめの餃子のようですね。中身は挽肉と野菜をカレー風味のトマト味に炒めたものと、塩をした生鮭を焼いて、葱と春雨とゆで卵の粗みじん切りを混ぜたものです。この鮭パイは昔見た入江麻木さんのレシピを素にしています。
お誕生日おめでとう! みんな喜んで食べてくれるかしら?

2013/12/12

鴨ロースでささやかにお祝い!

故障で修理してもらっていた車が、12月6日に無事に直って戻ってきました。あー、これでやっと安心できる!雪が積もる前に直してもらえて本当に良かった。 借りていた代車ではどうも落ち着かなかったのです。それにオートマ車限定の私の免許証では運転できなかったですからね。 それから7日に眼科に行き、山大のK先生の診察を受けました。6月来かかっていた「目のぶどう膜炎」がほとんど良くなり、ステロイドの目薬が弱いステロイドに代わり、一日3回の点眼が朝夕2回にかわりました。 こんな良いことが二つ重なったので、ささやかにお祝いをしました。夕食は「鴨ロースの柔らか煮」とスパークリングワインで乾杯!実はこの鴨ロース、去年の今ごろに購入して冷凍して置いたものですが、新鮮なものと変わらず、美味しくいただけました。

2013/12/09

また別の小鳥が来た!

先日、またあの鳥の群れがやってきました。土の上のこぼれ種や木の枝にとまってウルシの実などを啄んでいます。名前が分かりませんので、どなたか分かる方、コメント欄で教えてください。
夫が毎日薪を運んでくるとき使っているキャンバス地のバッグのベルトがもうすこしで切れるところでした。知らないで突然切れていたら足の上に薪が落ちていたかもと考えるとゾッとします。さっそく修繕しました。長すぎたジーンズの裾の切れ端を半分に切って、そのまま裏と表に当ててちくちくしました。こういう時の糸はジーンズステッチ糸が一番良い。これでまたバッグの寿命が延びました。
次男のお嫁さんのKちゃんが思いがけないプレゼントを贈ってくれました。自分で絵を描いた6個組のマトリョーシカと、駱駝に乗ったユニークなサンタさんの張り子です。張り子作りはだいぶ進歩して、しっかりと出来ています。マトリョーシカが持っているのは大きい順から、クーゲルホフ型のケーキ(パン?)、木組みのドールハウス、白ワイン、ねじりパン(ドウナッツ?)、コウノトリらしき鳥のつがい、赤いマフラーです。なんとなくドイツ風。ところがKちゃんに訊いたら、アルザス地方がテーマでした。ワインはもちろんアルザスワイン、焦げ茶の木組みの白い漆喰塗りの家、ケーキ、パン、そしてもちろん毎年やってきて煙突の上や屋根の上で雛を育てるコウノトリのつがいでした。   一足早く私のところにクリスマスがやってきました。嬉しいなあ。

2013/11/28

スチームジェット洗浄器

冬になる前に、洗濯機の内側とお風呂場のタイルの目地をスチームジェット洗浄機で掃除しました。洗濯機の内側は年に2回ほど酸素系漂白剤を薄めて掃除していますが、あまり満足していませんでした。よく見たら屑取りネットの取りつけ口(うちの洗濯機には3カ所もある)の周りや内側に汚れがたまっていたので、初めてスチームジェット洗浄機を使うことを思いつきました。熱いスチームを吹きつけて汚れを浮きだたせるので、今まで以上に楽に掃除できました。ついでに洗面ボウルの排水口と溢れた水が出ていく穴の内側にも吹きつけました。なんだか掃除が楽しくなりました。

つぐみが来た!

シベリアから来るという冬鳥のツグミがやってきました。裸になった林でうるしの実を突いています。群れでやってきましたので、見ていて楽しめました。写真は撮れませんでしたが、もう1種類ベージュ色の顎に黒いエプロンをしたふっくらとした小鳥も群れてやってきましたが、うちの図鑑では名前が分かりませんでした。

2013/11/20

マルメロ(西洋カリン)を使って

山形ではマルメロという西洋カリンをたくさん栽培しています。普通のカリンより香りがよく、りんご型で、産毛がびっしり生えています。これを煮て漉してから砂糖を加え、煮詰めると深紅のゼリーができます。紅玉と混ぜて薄切りにしてジャムにすると色と香りのよいジャムになります。もう3回も作りました。
お隣の奥様が初めて植えてみたコールラビが上手に育ちました。日本語では「かぶかんらん」といい、蕪とキャベツの合いの子です。まだ食していませんが、葉っぱも食べられるというので、楽しみです。
ギターの練習会場の庭に1本だけギンナンの生る銀杏の木があります。2年ぶりに採りに行ったら、実が以前より大きくなっていました。銀杏の木も生長しているのです。さっそくきれいにして干しました。私は殻を剝いて薄皮を取りながら茹でて、冷凍にしておきます。
山道の途中にブナ林があります。これは最後の紅葉でしょう。ブナの間にモミジが生えていて、それは見事で、いつもうっとりして通ります。 これが散ると冬の到来です。

2013/11/06

紅葉終わりかけ、いとこ姉妹来訪

ことしの紅葉は真ん中ごろから期待はずれの色あせになってきました。色々な異常気象のせいだろうと思います。ナナカマドの実が色付いたのが嬉しい! 先週末の三連休に、大阪から何十年ぶりかのご対面のいとこ姉妹とその息子さんが来てくれました。穏やかだったおばの性格を受け継いだ姉と陽気な妹。息子さんは親思いの好青年、こんな年寄り夫婦の家にも嫌な顔せず運転手役を引き受けて来てくれた。あー、血のつながりって本当にありがたい。
写真にはないけど、着いてすぐは、私のお得意のドイツ風アプヘルクーヘン(りんごケーキ)と紅茶でおもてなし。夕食は、鴨ロースの柔らか煮、トルコ風盛りだくさんの野菜のサラダ、生鱈とホタテ貝とほうれん草としめじのグラタン、もってのほかという食用菊のおひたし、スペイン産の赤ワインとロゼワインでおもてなししました。みんな喜んで平らげてくれて、嬉しかった!食べながらの懐かしいお話しがまた盛り上がりました。

2013/10/28

蔓リンドウと茗荷の花と実

家の周りの陽の当たらないところに蔓リンドウが地を這っています。気付いた時は、花が終わって赤い実が生っていました。花を見なかったのはとても残念ですが、このきれいな赤い実を見られて良かった!
お隣の茗荷の下を覗いたら、やっぱりありました、茗荷の花! 何年か前にも見つけたのです。不思議なことにわが家の茗荷にはこういうのは見たことがありません。よく観るために家に持ってきました。花と言っても花びらのような赤いものは分厚くちょっと不気味で、中に白い小さいたまころが入っています。たぶんこれが実なのでしょう。白いと言っても黒い点や模様みたいな部分があって、本当に変わったものです。「あかんべー」と言っているみたいですね。

マロンシャンテリー

もうすぐ栗の季節も終わりです。一度は作っておきたいマロンシャンテリーを大急ぎで作りました。マロンは大きめの栗のこと、シャンテリーはフランスの地名です。どうして日本で言う「モンブランケーキ」がマロンシャンテリーなのか良く分かりませんが、ケーキの台の上にラム酒を効かせたマロンの裏ごしを絞り出して、その山の上に生クリームをかけたケーキなのだと自分で勝手に思っています。

2013/10/24

塾生の最後の夜の食事

塾生のYさん、ギターの形ができあがり、塗装の仕方も習得しました。これから家に帰ってさらに塗装をゆっくりと完成させるだけです。試奏したら、とても良い音が鳴りました。良かった!顔がほころびっぱなしです。 さて、23日の夕食は最後の夜なので、ご馳走と言うほどではありませんが、ちょっと気を遣って彩り良くしました。盛りたくさんの野菜と行者ニンニク入りフランクフルトソーセージが加わったロールキャベツ、黒オリーブの実が入ったトルコ風サラダ(きゅーり、セロリ、レタス、紫玉ねぎ、炒めた茄子、ミニトマト、ローズマリー風味のブルスケッタ入り)、赤大根の一夜漬けです。前にお嫁さんからもらったスパークリングワインで乾杯!!しました。

2013/10/23

セミドライトマト

直売所でしっかりした完熟のアイコトマトを見つけたので、冬のためにまたセミドライトマトを作りました。イタリアののように乾ききらないので、セミを付けています。種とジュースを先の細いスプーンで掻き取り、まずオーブンの100度で1時間乾かしてから日向で半日干します。カビが生えると困るので、冷凍庫で保存します。
これもまた直売所で見つけた「丹波の黒豆の枝豆」です。こういう黒豆を作っている方がいるのも嬉しいですし、それを枝豆にの段階で収穫してお裾分けしてくれる農家の方に感謝したいです。粒が大きくて、茹で上げて頬張るとクリーミーで甘い味がしました。置賜の秘伝豆とまた違った美味しさでした。
鶏の胸肉をソテーしました。菊の花を小麦粉・米粉と水で溶いてまぶし付けました。ただ物珍しいだけですが、ちょっと面白い思いつきかな?

2013/10/18

昼ご飯はクレープ

ご飯もパスタもうどんも飽きてきました。きのうのラジオで聴いた長野県の白馬のそば粉のガレットがヒントになって、クレープにしようとひらめきました。そば粉と卵と牛乳と水、塩少々にサラダオイルも混ぜましたから、フライパンに油を引く必要はありません。中身には塩豚を茹でたハムとチーズと赤いパプリカの刻んだもの。 おやつには石垣まんじゅうを作りました。お隣からいただいたさつまいもの角切りがいっぱい入って、小麦粉と砂糖と水の生地はまるでお城の石垣のつなぎそのものです。蒸かし立てを食べれば、熟生のYさんの顔も「美味しい!とほころびました。

2013/10/17

リンゴケーキ

きょうのおやつはリンゴケーキでした。甘酸っぱい千秋を使いました。ケーキの生地の中にはドライリンゴの刻んだものを梅シロップとラム酒でしとらせたものと、レーズンを洗って空煎りしてラム酒をかけたものを入れ、クルミの刻んだものを散らしました。
お昼ご飯のサラダは「大根と鮭とばと玉ねぎのサラダ」にしました。ドレッシング、レモン汁、オリーブオイルで和えました。このサラダは以前料理雑誌「四季の味」の読者の料理からヒントを得ました。その方は塩鮭で作っていましたが、私は切り身状に薄切りになっている鮭とばで作ります。ドレッシングと大根の水分で鮭とばがしっとりとなり、さっぱりした味にできあがります。水菜の葉を乗せました。

2013/10/10

あけびの料理

山菜採りの名人の大工さんがあけびを下げてやって来ました。とても立派なアケビです。山の中で採ったそうです。 さっそく中の甘い部分を食べましたが、種を吐きだすにのに手間がかかること。でもとても良く熟していて美味しかった。沖縄から来ている塾生のYさんはもちろん初めて食べてびっくりしていました。ここで終わらないのが山形流の食べ方。 皮に肉味噌を詰めて油で焼いてから醤油と酒と味醂と砂糖で煮ました。ほろ苦い皮と中の肉味噌が良く合ってあけびがとろりとして茄子のような食感でした。Yさんも「美味しいですね」と喜んでくれました。肉味噌の中身は、茹でたバラ肉薄切りの粗みじん切り、葱の小口切り、干し椎茸の粗みじん切り、細かいさいの目に切った牛蒡を味噌と砂糖で絡めました。初めて思いついて入れた牛蒡が引き立て役になっていました。作る時のコツは、あけびの割れ目を拡げないように詰めて、中身が出ないようにたこ糸で縛って焼いたり煮たりすることです。昨日と今日の夕食に登場してくれました。

2013/10/06

紅葉が始まった

急に涼しくなったかと思うとまた昼間は汗ばむ暑さになるような日々が続いています。家の周りを見ると、すこしずつ紅葉が始まっています。最後のは鉢植えのブルーベリーの紅葉です。
山栗の実がたくさん落ちています。拾えるのはそのうちのほんの一部です。ヤブが深くて、入れないのです。落ちる音が聞こえても知らないふりするしかありません。おとなりのEさんと一緒に拾った栗の実を焼き栗にしてみました。茹でるより鬼皮が割れてくれるみたい。それをさらに蒸したら、鬼皮が柔らかくなって、渋皮ごとくるっと剥けたりするときがあり、そういうときはにっこりします。
スチューベーンという黒い甘いぶどうを1.5キロぐらい150円で買いました。すこし古くなったので負けてくれたのです。さっそくジャムにしました。写真にあるのはジャムを煮た後に残ったデザート用のぶどうです。作り方は、きれいに洗って水気を切ったぶどうにすこしの水を入れてぐつぐつ煮て潰れたら、今度は種と皮を漉します。下に溜まった実にぶどうの重さの35%のお砂糖を加えてとろ火で煮詰めるだけ。焦がさないように気をつけながら。
庭の片隅の茗荷に花が咲いていました。