2012/05/28

五月の出来事

ことしのわが家は大げさに言えば千客万来です。5月の4日には姪のYちゃんが半年前に入籍したばかりの彼とレンタカーで被災地訪問の帰りに、わが家に泊まりに来ました。若い二人は堅実で、慎ましやかで、感激やさんで、良い巡り会いをして伴侶を得たと感じました。

8日には小学校と中学校時代の仲良しが、女性二人、男性一人の3人でやってきました。数年前からの約束をやっと果たしたのです。翌朝、私たちのギターの二重奏も聴いてもらいました。リハーサルなしのぶっつけ本番で不本意な演奏でしたが。春の山菜や新鮮な野菜をとても喜んで食べて下さいました。山形のお蕎麦と農家レストランの田舎料理も好評でした。

5月19日に高校時代の仲良しのY・M さんご夫妻が、ハウザー館コンサートに合わせて来て下さいました。ハウザー館コンサートというのは、ハウザーという有名なギターを持っていらっしゃる方がとなりの南陽市の自宅あるいは近所の施設を借りて催して下さるコンサートで、ハーモニカのグループ、フラメンコギター、歌唱、クラシックギターのソロ、二胡の演奏とわれわれのクラシックギターの合奏などがありました。夜は何十年ぶりのご主人との愉快な歓談で盛り上がりました。翌日の20日には美味しいおそば屋にお連れし、そのあと米沢にご案内し、一緒に上杉神社を訪れました。お二人は神社にお参りして神妙に何事かお祈りしていらっしゃいました。





24日には親同士が仲良しだったR・Kご夫妻がご主人のふるさと長井市の白つつじを観にいらした帰りに、わが家に一晩泊まっていただきました。初対面ながら、すぐに打ち解けて、むかしからのお友達と変わりなくお話しが弾みました。

翌日駅にお見送りがてら、上杉博物館の展覧会「上杉鷹山の財政改革」という企画展を一緒にみて、たいそう勉強になりました。いつの世にも必要なのは賢い政治家のようです。








26日は山形県ギター合奏連盟のフェスティバルでした。年に一度県中の合奏グループが一堂に集まって、演奏を聴き合う親睦のためのフェスティバルです。今年は寒河江で行われ、10回目の記念の会なので、仙台から「仙台デゥオ」のお二人と、岩手フラメンコギター協会の方々も駆けつけて下さいました。

センプレが弾いた曲はアルベニスの「グラナダ」とバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」でした。私はこの写真では必死に右手の運びを睨んでいます。

最後に全体合奏で、「シシリアーナ」と「グリーンスリーブズ」を弾きました。私はこのときはカメラ係をして聴いていましたが、指揮が仙台の窪利崇先生でしたので、さすが慣れていらして、おかげでいつもより音楽的ですてきな演奏になっていました。


27日は、川西町芸術文化協会の総会が開かれ、そのあとの講演に夫が講師として呼ばれていましたので、晴れがましくも自作のギターを持参して出かけました。「山でギターを作る」という演題で、40分間の講演、そのあと、夫のギター演奏2曲を聴いていただき、やれやれ無事に終わりました。夫は思いがけなく、ありがたいことに人生初の「講演お礼」をいただきました。そのあと、懇親会にも招待されました。果たしてクラシックギターの音色が町の方たちにどういう風に響いたか定かではありませんが、心の片隅にでも残っていてくれたらなあと願いました。この地独特の春らしいごちそうをいただきました。

あとから振り返ると、こんな素晴らしい5月はいままでになかったなあと感激しています。来てくれたみなさん、本当にありがとうございました。もつべきものは良き友!











2012/05/22

気まぐれな天気に振り回されます

寒かったり、急に暑くなったり、風が吹いたり、この春の天気はどうしてこうも気まぐれなんでしょう。日蝕のあった朝、郭公の初鳴きを聞きました。半分この変な気候のせいであきらめていたけど、やっぱり来てくれました。でもまだホトトギスが来ていないのが気になります。もうもう今年は出ないかと思っていた椎茸がまたたくさん出てきました。

春の来るのをじっと我慢して待っていたようで、出始めるとどんどん続いて出てきます。







窓辺ではストレプトカーパスが花盛りです。右側のアマリリスはこの春も花芽をつけませんでした。きっとまだ球根が十分大きくなっていないのでしょう。来年を期待します。左の花は大カメの木の花です。またの名をムシカリといいます。        

2012/05/15

庭の早春の草花

春が遅かった山形ではまだ早春の花が咲いています。
紫のおきな草が咲きました。周りにあるのは舞鶴草とホタル袋の葉っぱです。きくざきいちげもほんの少しですが、増えてきました。しょうじょうばかまのピンクとクリーム色のが大分増えて日陰で咲いています。湿ったところが好きな植物です。



花壇の周りで、桜草が咲いています。

2012/05/11

銘菓「志ほがま」と手製レアチーズケーキ

宮城県塩釜市の銘菓に「志ほがま」があります。数年前に偶然塩釜神社の下を通った時にそのお店『丹六園』を見つけました。お茶道具を並べたお店の真ん中にショーケースがあって、その中に「志ほがま」と、もうひとつの「長寿楽」というたった二種類のお菓子だけが入っていました。数回取り寄せて贈り物などにしていました。震災後、津波に流されたかどうか心配でしたが、電話をかけたら「一階は水が入って壊れましたが、二階に木型を置いていたので助かりました」と聞いて、一安心しました。



志ほがまは、箱を空けるとこんなに綺麗な模様になっています。裏返すと切り分けるための筋がほどこされていますが、こわすのがもったいなくなります。


志ほがまは、餅米の粉、砂糖、塩と乾燥青しその粉で出来ていて、素朴で懐かしい味です。長寿楽の方には黒砂糖と胡桃が加えられています。











5月8日に東京から小学校・中学校時代の同級生が3人で訪ねてくれました。ひと晩泊まりで、米沢や長井も案内しました。夕食後のデザートには先日のずんだ(枝豆のつぶしたもの)入り酒粕のチーズケーキをもう少し改良したレアチーズケーキを出しました。どこを改良したかというと、チーズクリームの部分にずんだを入れないで、上にずんだが来るようにしたことです。

作る時はupsidedownで最初にずんだを敷き、その上に酒粕、ヨーグルト、砂糖、エバミルク、レモン汁、洋酒、ゼラチンで出来たチーズクリームを流し、そのうえにクラッカーを砕いてバターを混ぜたものをのせました。こわさないでうまくひっくりがえすことが出来ました。


2012/05/03

私流の筍料理いろいろ

東京の友人から、庭で堀立ての大きな2本の竹の子が送られてきました。ありがたいことです。掘ったらすぐに皮を剝いて、茹でて、水ごと密封容器に入れて送ってくださいましたので、えぐみもなく、柔らかくて最高の美味しさでした。まだうちの庭の山椒が芽を出していなかったので、去年の春に摘んで冷凍しておいた木の芽を出してきました。色は薄れていますが、まだかすかに香りが残っています。







さて最初はやはり、鰹の出汁でシンプルに煮物です。


それから筍ごはんと、わかめと姫皮のサラダです。このわかめは宮城県の三陸産、復興わかめ第一陣です。

















翌日は切り方を変えた煮物と、姫皮入りミネストローネを作りました。ミネストローネには自分で作って冷凍してあるバジルのソースを最後に入れました。これでまさにイタリア料理という味になります。バジルとニンニクと松の実とチーズと塩とオリーブオイルのかもしだす香りが効果を発揮します。











次の日は筍のグラタンです。ホワイトソースを作っておき、輪切りにした筍と、玉ねぎ少々の薄切りと鶏肉を炒めて、ソースをかけます。粉チーズを振って、オーブンで15分焼きました。鶏肉はちょうど塩麹に浸けたもも肉があったのでそれを使いましたら、味がいつも以上に良かったようです。麹のおかげで。










最後の日は筍入りばら寿司です。人参、椎茸、凍り豆腐、油揚げ、筍を薄い甘辛に煮ておいて、炊きあがりにすり胡麻を振って酢飯にしたご飯に混ぜるだけです。

お昼ご飯にちょうど良かった!

2012/05/01

おきな草が咲いた!

やっと2種類の水仙が咲いたばかりなのに、おきな草がもう咲きました。やはりお爺さんは早起きなのでしょう。本当に見る人を感動させる姿形です。

水仙はラッパ水仙が2種類咲いています。そのしたでは芝桜がつぼみをたくさん膨らませています。