2011/12/30

年末です。

いろいろ大変なことが次々と起こった今年。それでも何もなかったかのように年月は去り、年末を迎えています。ここ数日ずっと雪が降り続いていて、ときどき止むものの、早すぎる、多すぎる雪だなあというのが実感です。やっと買い物に行くことができた昨日。二人だけのお正月なので、大したものは買わないのですが、忘れ物があると意気消沈してしまいますから、念には念を入れました。仏様用のお花は菊よりちょっと華やかな西洋花にしました。名前が分かりません。佳い香りがしています。よく見ると4色あります。川西町の花農家のものですから、とても新鮮でしっかりしています。名前はあとから調べたら、どうやらストックの一種らしいです。










夕飯は牡蠣のドリアにしました。買い物に行った日はたいてい牡蠣を買うので、その日の夕飯のおかずは牡蠣が登場することが多いのです。牡蠣を酒蒸しにし、でた出汁はホワイトソースに入れて、冷めた牡蠣を3,4個に切り、ブロッコリやタマネギ、生椎茸・ベーコンなどと一緒に炒めたご飯にかけてパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけてオーブンで焼きます。夫はE子さんからいただいたどぶろくと共に。あとはキャベツと茎わかめとリンゴのサラダと、はりはり漬けです。

今朝から、北海道産ハタハタの寒風干しを作っています。たっぷり、ぶり子と呼ばれる卵が入ってお腹がふくらんでいます。二日ほど干したら、しまった干物になるかしら?

大晦日の夜に食べるのが楽しみです。












2011/12/26

ケーク・サレ(塩味のケーキ)

この頃都会では甘くないケーキが流行っているらしい! 都会と疎遠の私は、新聞もとってないし、滅多に本屋さんにも行かないので、そのことを全然知らなかったのですが、先日相模原のMさんから送っていただいた野菜とチーズの入った「ケーク・サレ」を見て、そういえば「塩味のケーキ」が最新号の「うかたま」に出ていたことを想い出しました。うかたまに出ていたケーク・サレは「ササゲとオリーブとくるみの入ったケーク・サレ」でした。うかたまにはそのほかにも取り入れたいお料理がたくさん出ています。

26日は真ん中の弟の誕生日です。京都に住んでいるのでケーキを届けるわけにはいきませんが、せめてケーキの写真だけでもメールで送りましょうか?

 上から順に焼く前(ケーキ型でなくお菓子の缶を使っている)、焼けたところ、切ったケーク・サレです。

このケーキの材料は茹でたササゲ(小豆で代用)、オリーブの実、くるみ、小麦粉(私は米粉も1/4入れてみた)、アーモンドの粉、BP、塩少々、卵、菜種油、豆乳、甜菜糖少々です。とてもヘルシーな感じ。

食べた感想は、「すごく軽くてさっぱりしていて、やみつきになりそうなくらい美味しい」でした。

クリスマスの鶏肉料理

私と夫の二人のクリスマスですから、大した量はいただきません。鶏の股肉を使って、どんな料理にしようかなと思案していましたが、台所に立った瞬間、ロールド・チキンにしようと決まりました。股肉をまな板の上に置き、分厚いところを観音開きにしながらなるべく大きく拡げます。塩胡椒をしておきます。塩豚の茹でたものを少し角切りにして、パンを牛乳で湿らせたものにタマネギのみじん切りを少し入れて卵白も入れて良く捏ね、股肉の上に敷きます。所々に赤と緑のパプリカの細切り(冷凍しておいた)を並べて、端から巻いて鶏肉で中身を包むようにします。たこ糸で数カ所縛り、アルミ箔でくるみます。フライパンに油を少々入れて熱し、鶏肉をアルミ箔ごとおいて、回しながら焼きます。大きめのキャベツのざく切りとかぼちゃのスライスも一緒に焦げないように蓋をして焼きます。焼けた肉汁はグレービーソースにしてお肉にかけます。


頂き物の米沢のワイン「黒べこ」と、笹の葉で包んだ仙台の笹かまぼこ、赤カブの漬け物などと一緒にささやかなクリスマス料理を二人でいただきました。外は雪になってきました。うんざり気味のホワイトクリスマス!しようがない!

醤肉(ジャンルウ)作りました

何年か前に偶然TVで見た陳賢一さんの中国料理です。醤油に浸けた肉の蒸し物で保存食です。これを作るには約1週間かかります。その上、さむーい季節にしか作れません。まさに中国風ベーコンと言った趣です。


豚のバラ肉の300グラムぐらいのかたまりを用意します。どうせ作るなら2個以上用意しましょう。ジッパー付きの保存袋に肉を入れ、醤油を大さじ3杯からカップ半分ぐらいの適量を入れ、香辛料を5種類(生姜皮付き1片を3つ割りぐらいにして、葱のぶつ切り1本分、中華材料の八角・ウイキョウ3個から5個、鷹の爪1-2本、山椒の実数粒)を入れます。肉が醤油にひたひたと作るぐらいにして空気を抜き、ジッパーを閉め、冷蔵庫の平らな場所に置き、一日に2,3回ひっくりかえして3日間味をしませます。

3日経ったら、肉を取り出します。残った醤油や香辛料は捨てます。肉は醤油色に染まり、一回り小さくなっています。

肉に金のフックなどを突き刺して、軒下など寒風の吹く寒いところにぶら下げて、3日から4日間干します。お日様にも長く当たらないようにし、ネコやカラスに狙われないように気を配ります。







干された肉はだいぶ細くなっています。


















こんどはこれを深めの容器に入れて、40分間蒸します。


タイマーで時間を計り、途中で蓋を開けないようにします。













さあ、蓋を開けたら、美味しそうな肉汁がたまっています。

肉を取り出したら、使わない分はラップして冷凍して保存できます。

下に溜まった肉汁は美味しいので、スープなどに使いますが、上に脂がたまっているので、涼しいところにおいて、固まった脂を箸などで取り、ラードとして使っても良いらしいです。私は捨てています。

2011/12/24

暖かい室内履きを作りました

冬は足下が寒くなります。雪かきで外へ出たり、薪を取りに冷たい一階に下りたり、ウールの分厚い靴下をはいていてもたちまち冷えてしまいます。

小さい時から特別末梢の血液の流れが悪い私はしもやけができるので、特性の室内履きを手作りすることにしています。何かを手作りするのは小さい時からの趣味なので、役に立つものができればそれこそ実益を兼ねて喜びもひとしおです。自分のは何足もあるので、この冬は手始めに夫の室内履きを作ることにしました。

室内履きの『底』はホームセンターなどで売っている長靴の中に入れて足を保温するウール入りの中敷きを用意します。足の大きさに合わせてつま先とかかとの部分を切ります。足を包む部分はウールの登山用のソックスを使って作ればよいのですが、みな化学繊維になってしまい、この頃なかなか売っていません。化学繊維は足に汗をかきやすいので、かえって逆効果で、やはりウール製がよいのです。

思いついたのは少しフェルト化した私の古いセーターを使うことでした。靴の形をよく見て、大雑把に大きめに左右対称に切りました。ゆるめに作るためには足の前半分の縫い代の内側を縫い縮めてきせをかけました。中敷きと合わせながら切り口が外へ出ないように折り込みながらジーンズスティッチ糸を二重にして針で半返し縫いで縫っていきます。かかとの部分はバイヤステープを当てて布が重ならないように平らに仕上げます。

思ったよりうまく靴らしい形になってきました。履き口はセーターの裾のゴム編みの部分を切って、縫い付けました。切りっぱなしの切り口をぐるっと包み込むように見えないところで何回も縫い付けてあります。できあがりました!これで一日に何回も脱いだり履いたりしてもこわれそうもない室内履きができあがりました。夫は『暖かいね』と満足気。反省点は底をもう少し長めに切っていればもっとゆったりしたものになったかなと言うところでした。

ときどき手洗いすれば、汚れも落ちます。

2011/12/22

冬至かぼちゃ

今日22日は冬至です。冬至が来ると、明日からだんだん日が長くなるということになります。うれしいな。

山形の人は、冬至にかぼちゃを食べるのはごく当然で、その日のためにかぼちゃを大事にとっておきます。ゆず湯の方は、北国でゆずが穫れないので、そんなにやらないようです。

関東地方にいた時は冬至にかぼちゃを食べると言ったら、普通にかぼちゃを煮るだけでしたが、山形ではほとんどの人はかぼちゃと小豆のいとこ煮を冬至かぼちゃと言っています。小豆は農家の人ならたいてい栽培していますし、直売所では必ず売っています。

私は一昨日からかぼちゃを煮て待機していましたが、昨日お会いした方からその日の朝、冬至かぼちゃを煮てきたと聞き、私は小豆を入れてなかったことにはっと気づきました。冷蔵庫に自家栽培の小粒小豆があるのですから使わなくては。

昼前に小豆を少し鍋に入れてことこと煮て、味を付けてから昨日からのかぼちゃを入れて煮詰めました。ちょっとインチキくさい冬至かぼちゃがお昼ご飯に間に合いました。


他には具だくさんの炊き込みご飯(人参、牛蒡、油揚げ、枝豆、細切り昆布、こうなご入り)と味噌汁、赤大根の酢漬け、豆腐のゆず味噌載せを食べました。

2011/12/21

手作りクリスマスカード

クリスマスに3人の孫に絵本を送ります。クリスマスカードの手持ちがなくなったので、いっそのこと手作りすることを思いつきました。以前「暮しの手帖」に出ていた手作りのクリスマスカードの作り方のコピーをとっておいたのが役に立ちました。2枚の厚い紙に切り込みを入れたり、ツリーや三日月、絨毯などのパーツを作り、貼ったり、色を塗ったり、最後は表のえんじ色と中の赤い紙の2枚を貼り合わせます。二つ折りのカードを開くと、クリスマスの静かな部屋の中の様子が立体的に飛び出します。でも残念なことに、暖炉の上のプレゼントの箱はぺちゃんこです。

慣れないはさみとカッターでの作業、不出来ですが、Yちゃん、Kちゃん、Sちゃんの喜ぶさまを思い浮かべてニヤニヤしているバーバです。

急いで仕上げて、午前の診療時間に間に合うように、インフルエンザの予防接種をしてもらうために出かけました。その帰りに郵便局へ寄れば、イヴに間に合います。ことしはクリスマス寒波がやってくるので、ホワイトクリスマスになるところも多いはずです。

2011/12/18

ついに根雪、エネルギー補給!

見えていた土に雪が降り積もり、ついに根雪になる気配です。昨日17日は初めて除雪車が来ました。昨年の記録を見ると同じ日の初出動でした。そのあとは夜まで大して積もらず、長井の練習会場までもそこからの買い物もたやすいものでした。夜も星が出ていましたが、どうやら明け方からまた雪が降りだしたようです。

相模原のMさんから送っていただいた、ケーク・サレをお昼ご飯にいただきました。文字通り塩味のケーキで、パウンド型に焼き上がったケーキの上にトマトとズッキーニの薄切りとチーズが載っていて、中にはブロッコリと赤いパプリカとハムとスモークチーズがたっぷりで、さっぱりしているのにリッチで美味しいお昼ご飯でした。残り野菜たっぷりのミルクスープを添えて、これから始まる雪かきの毎日に備えて、エネルギー補給です。ギターの会のKさんの奥様は冬になると連日の家の周りの雪かきですっきりおやせになるそうです。

2011/12/14

合鴨ロースの柔らか煮ほか

11日にN出版社にお勤めの営業ガールのKさんから「米沢に来ているので伺いたい」との電話がありました。「もちろん、どうぞいらっしゃい」ということになり、N社の本や雑誌をたくさん持っているE子さんにも声をかけました。12日は朝から、泊まってもらう2階の部屋をお掃除したり、ベッドメイキングしたり。午後からは夕食のための下ごしらえに専念しました。

献立は合鴨ロースの柔らか煮、生ニシンのマリネ、蕪と鮭のロシア風サラダ、大根餅の途中下車、蒸した長葱のヴィネグレットソース和え、頂き物のしそ巻き、合鴨の心臓の生姜煮、など。デザートはE子さん手作りのヨーグルトタルトでした。

E子さんが来てから二人で、料理実習みたいに作り始めて、Kさん到着ぴったりにできあがりました。スパークリングワインを開けて歓迎の乾杯。

久しぶりのお客様で楽しく、女三人ですから、話が弾みました。お料理はどれも美味しいと喜んでいただきました。写真ではニシンがまだ出てなくて写っていません。デザートも写っていませんね。残念!

農家のMさんから分けていただいた鴨のレバーで、レバーペーストも作ってみました。15年振りぐらいでしたが、上手にできました。翌朝の夫の手作りのライ麦パンに良く合って好評で、食わず嫌いのE子さんも食べられて良かった!







さて14日の夜、東の空から扁平に欠けた下弦の月が上ってきました。数日前の皆既月食からもうこんなに欠けてしまったんですね。

2011/12/11

皆既月食

皆既月食、満月が地球の陰で隠れていき、完全に隠れてからまただんだん元の満月に戻る。10数年に一度しか見られないとすると、もう今回が最後かもしれません。眠いけど見ておきましょうか?ということになり、さて肝心のお天気は?ラジオでは日本海側は曇りまたは雨か雪だと言っています。

月の出始めの頃に、やっと空が晴れてきて、満月が時々雲に隠れる状態でした。その後、食事の準備、食事、片付けなどで忙しく、9時45分を少し過ぎて、皆既月食だったことを思い出しました。


10時頃にはもう半月のような形になっていました。



それからお風呂に入って、出てくると10時過ぎ、もう月は天高く昇っていました。でも時々雲に隠れますが、ほとんど見えています。幸運なことに、晴れています。そうして、わが家には天窓が3つあります。月の動きに合わせて、最初は居間の天窓から、11時に近い頃は2階の西側の部屋の天窓から寝転がってみることができました。


だんだん斜めのお皿のような形になっていきました。

そのあとは、もう眠くなったので、想像に任せて床に就くことにしました。

2011/12/08

手作り「家箒」に感動!

先月13日に行われた「玉庭フェスティバル」は言ってみれば、玉庭の文化祭でした。保育園の子どもたちの歌と楽器演奏と踊り、小学生の合唱、大人の楽器演奏、声自慢数人のカラオケ、地のものを使った自慢料理の発表、収穫したお米や自慢の野菜の展示、縄綯い(なわない・稲藁を使って神社の太い締め縄の製作自習)、簡単な手芸品の販売などなどでしたが、手芸品の部屋の一角に2種類の箒があり売られていました。ひとつは玄関先などを掃くためのそとぼうき、もうひとつは家の中を掃くための箒でした。そとぼうきは去年買いました。玄関やデッキなどの狭いところのゴミや落ち葉を掃くのにとても便利です。山に生えている萼ウラジロヨウラクという木の枝をまとめて針金で留めただけのものですが、使いやすい箒です。これは今年も300円です。

ことしは家の中用の箒を買いました。集落のおじいさんの手作りです。1本だけしか持ってきてなかったので、私と友達が買うと言ったら、急いで家まで取りに行ってくれました。2000円でした。ホームセンターの中国製のちゃちな298円の箒とは全然違います。

昨日初めて階段を掃くのに使ってみたら、あまりのしなやかさと軽さ、使い易さにびっくりし、感激しました。掃除機になれて、むかしからの箒とは長く縁がありませんでしたが、そういえば昔はハタキと箒でしたね。これからは、重くて腰が痛くなる掃除機を引っ張り出すより、この箒でさっさっさとやりましょう。小さくて格好良いちりとりが欲しくなりました。